スモール・ステップ法

何か新しいものを習う時には、必ず手順があります。例えば、サッカーボールを蹴ったこともないのに、いきなりオーバーヘッドキックの練習から始めても、習得には時間がかかるでしょう。いや、ケガをして何カ月も進歩が止まってしまうかもしれません。

自分が今どこまでできて、どこからできないのかを正確に把握して弱点を少しずつ克服するように心がけましょう。

 勉強も同じように、何よりもまず、自分の学力レベルをしっかりと見極めることが大切です。自分の弱点を知る。いきなり高度なことには手を出してはいけません。しっかりと

基礎を身につけてから、少しずつ難易度を上げていくという学習手順を踏んだ方が、最終的にははるかに早く習得をできます。

 このように手順を少しずつ分けて覚える方法を「スモール・ステップ法」と言います。ステップを細かく分解すればするほど、効果は大きくなります。実際、学校の教科書は基礎から応用へと流れるようなステップで進んでいきます。

 高度なことを習得したいとはやる気持ちはわかりますが、それは決して効果的な勉強方ではありません。大きな目標だけではなく、達成しやすい小さな目標を作って、少しずつ前に進んでいくのが、脳にとって効率の良い方法です。なにごとも一歩一歩がんばっていきましょう。

本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。