初頭努力・終末努力

 皆さん、集中力はどのくらい続きますか。

 一般に、何か作業を行う時に、初めと終わりが特に集中力が高くなることが知られています。この現象を、それぞれ「初頭努力」「終末努力」と呼びます。つまり、テスト開始直後と終了間際に作業効率が上がります。

しかし、その間の途中の時間は、集中力が途絶えがちで、時間をムダにしてしまうことさえあります。「中だるみ」という現象です。

 中だるみを回避する秘訣のひとつは、テスト時間を前半と後半に分けることです。例えば、試験時間が50分だったときは、前半25分で終わると思い込むのです。そうすれば、初頭努力と終末努力がテストの前後半で2回ずつ訪れます。

 このようにして、テスト時間を分割して、集中力を効果的に分配することができるのです。家庭学習の時に試してみて、効果を実感してみましょう!

本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。