声に出して覚えよう!

 「人に説明する」ことは経験記憶をつくる最大の近道でした。説明することが脳にとってよい理由は他にもあります。説明する時には必ず「声」を出していることです。

 一般に、耳を使った学習は、目を使った学習よりも「効果がよい」という事実を知っていますか。例えば、人に言われて傷ついた言葉などは、いつまでも心に残ります。耳の記憶は強固です。

 「ドレミの歌」や「さくらさくら」などの唱歌は、メロディーとともに歌詞を思い出せるはずです。歌詞だけ思い出せと言われたら、ちょっと苦労しますよね。これこそ聴覚記憶のマジックです。皆さんも勉強する時には、見ることだけに頼って覚えようしないで耳も使いましょう。

 目と耳だけ活用すればよいというわけではありません。人間の体には、多くの感覚があります。学習する時には、必ず手を動かして紙に書き、そして声に出して何度もしゃべりながら記憶するように心がけましょう。手、目、耳などの五感を最大限に活用して、脳をフルに刺激をしながら記憶していきましょう。

 

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