覚えたことは人に説明してみよう  

 もっとも手軽な経験記憶の作り方は、覚えたい情報を友達や家族に説明してみることです。一旦覚えた記憶を出力すると、そこにさまざまなキーワードが絡まって整理されます。

 そうすれば、「あの時説明した」といった経験記憶になります。それがきっかけとなって、あとで簡単に思い出せるようになります。

 勉強して覚えた内容を、どんどん友達や家族に説明をしてみましょう。そうすれば、学習したばかりの知識も、しだいに脳に染みついていきます。脳は入力よりも出力を重視しています。説明は最大の「出力」戦略です。

 説明することの利点はそれだけではありません。自分が理解できているか、間違っていないかを確かめることができます。自分がきちんと理解できていなかったら、人に説明できるはずがありません。自分が本当に理解しているのか、どこまできちんと理解をしていて、何がまだ分かっていなかったのかが確認できます。

 早速、今日勉強した内容を友達や家族に説明してみましょう!もし説明するのがどうしても恥ずかしかったら、ぬいぐるみに向かって説明してみてもいいかもしれません。

 

本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。